【ECサイトのSEO対策】重要な4つのポイントを徹底解説!

  • 2025.08.18
  • EC

AIの台頭によりSEOの重要性が下がっているといわれることもありますが、SEO対策はユーザー体験の向上につながるポイントや、AIにも参考にしてもらえる可能性が高まるため引き続き取り組む価値があります。
ECサイトのSEO対策の全10回連載の第10回目となる本記事では、SEOの対策についての総合的な情報をお伝えしていきます。

ECにおけるSEO対策はユーザー体験において必要


画像2.png

ECにおけるSEO対策は検索結果での露出を高めるだけでなく、ユーザー体験の向上に直結します。本記事では、ECサイトにおけるSEO対策に関して以下の4つのポイントに沿って説明します。

  1. キーワード選定
  2. ページ作成(ページのメタデータや見出し、画像設置、ディレクトリ構造)
  3. 内部SEO施策(内部リンク施策、ページネーション)
  4. インデックス対策(サイトの表示速度、SSL化、ページURLの正規化)

上記の施策を通じて訪れたユーザーにとっての使いやすさ・安心感も高まり、結果として売上・リピート率の向上が期待できます。

対策① キーワードを適切に選定する

画像3.png

ECサイトにおけるキーワード選定は、ターゲットとなるユーザーが抱える悩みや検索意図を深く理解する作業から始まります。まず、商品やサービスを求めるユーザーがどんなキーワードで検索するかをリストアップし、検索ボリュームを調査しましょう。検索回数が多ければ、流入の期待値が高くなる半面、競合も多くなる可能性があります。逆に少なければ、表示や流入の絶対数は減りますが、ニッチで購買意欲の高い層を狙える可能性があります。
さらに、「自社と同じ分野で成果を上げている競合サイトがどのキーワードで流入を得ているか」を専門ツールで分析しましょう。洗い出したキーワードを、「検索ボリューム」「競合難易度」「検索意図」の観点で評価し、対策優先度をつけていきます。上記の作業で、ただ流入数を追うだけでなく実際のユーザーニーズに沿ったコンテンツ作成が可能となり、質の高い集客とCVR改善につながります。

関連記事: 【ECサイトのSEO対策】SEOの基本は「キーワード選定」から!ECサイトにおけるキーワード対策の方法を紹介

対策② SEOを意識してページを作成する


画像4.png

各ページを作成するときには単に情報を載せるのではなく、検索エンジンとユーザーにとっての読みやすさを両立させた設計が欠かせません。以下の3つのポイントを中心に、ページ作成時に気を付けるべき点を詳しく解説します。

タイトルやディスクリプション、見出しにキーワードを利用する

タイトルやメタディスクリプション、見出し(H1〜H3など)にはSEOで狙うキーワードを自然な形で散りばめましょう。タイトルは検索結果の顔になるため、30文字以内で内容を明示しつつキーワードを先頭に置くと効果的です。
ディスクリプションは、ユーザーにクリックしてもらうための誘導文として約120〜160文字でまとめ、記事を読むメリットを含めましょう。見出しにもキーワードを自然な形で入れ、読みやすさを維持しながら検索エンジンとユーザーが理解しやすい内容にします。キーワードを過剰に詰め込むと不自然でスパム判定されるリスクもあるため、文脈に沿って適切に配置しましょう。

なお、タイトルやディスクリプション、見出しの設定に関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。

関連記事:【ECサイトのSEO対策】ページタイトル・ディスクリプション・見出しタグの役割とは?

画像サイズを適切な大きさにして設置する

サイト表示速度とデータ通信量の観点から、画像は画質だけでなくサイズにも注意して設置しましょう。具体的には画像の圧縮やレスポンシブ対応で最適化し、ページの読み込み負荷を軽減してください。
また、画像が表示されない場合に備えて、代替テキスト(alt 属性)は必ず設定しましょう。代替テキストでは何が写っているかを具体的かつ自然な文章で表現し、キーワードも文脈に沿って含めると効果的です。画像の設定方法については、以下の記事でも詳しく解説しています。

関連記事:【ECサイトのSEO対策】画像の役割と最適化させるためのポイントを解説

メインとなるページへ3クリック以内でたどり着くディレクトリ構造にする

ユーザーが、目的の商品やカテゴリーページに3クリック以内でたどり着ける設計が理想です。「トップ→カテゴリ→商品ページ」のように階層を浅くすれば、ユーザビリティが向上して離脱率が低下します。
また、検索エンジンのクローラーにとっても巡回しやすく、SEOにも良い影響を与えます。ディレクトリ構造は構築後の変更が難しいため、最初の設計段階やサイトリニューアルの時点で慎重に定義しましょう。
URL構造もシンプルで階層が浅くなるように設定し、「/category/product」などページ内容がわかる形式が望ましいです。なお、URLを設定する際はディレクトリ名にキーワードを盛り込むのも効果的です。ディレクトリ構造に関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。

関連記事:【ECサイトのSEO対策】理想は3クリック以内!SEOを意識したディレクトリ構造とは?

対策③ 内部SEO施策を実施する


画像5.png

サイト内で完結できるSEO対策は、外部リンクや広告に頼らずともユーザー体験と評価向上に貢献できます。まずは自社サイトの構造を見直し、ユーザーが情報を自然に発見しやすい設計を心がけましょう。内部リンクやページネーションなど自社で制御しやすい施策から優先的に対応していくと、効率よくSEO効果を引き出せます。

サイト内を適切に回遊できるよう内部リンク施策を行う

内部リンク施策とは、関連商品や関連記事などユーザーが興味を持ちそうなページへ自然に案内できるようリンクを配置する施策です。内部リンク施策により、ユーザーは次々と関連情報に触れてサイト内での滞在時間が増加します。また、ユーザーがサイト内のページに単純接触を繰り返して好感度・信頼感が高まる効果も期待できるでしょう。
検索エンジンにとってもクローラーがリンクを辿ってページを検出でき、インデックス精度やキーワード評価が向上します。内部リンクの詳しい設定手順については、以下の記事にまとめています。

関連記事:【ECサイトのSEO対策】内部リンクの重要性と具体的な設置方法を解説

ページネーションを活用する

ページネーションは、商品・レビューの一覧など大量の情報が掲載されているページを複数に分割する仕組みです。ページネーションによって情報の読み込みがはやくなり、ユーザーは短時間でコンテンツにアクセスできるためUXが向上します。
具体的には、ページの上部もしくは下部に「次へ」「1」「2」「3」などのリンクを適切に設けてスクロールの負担も軽減される設計です。さらに、ページネーションは検索エンジンにページの関連性や階層構造を伝えやすくし、クロールの効率を高める効果もあります。ページネーションの活用方法に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事:【ECサイトのSEO対策】ページネーションを正しく理解し、効果的に活用しよう!

対策④ インデックス対策を行う

検索エンジンに登録(インデックス)される状態を目指すことは、SEOの重要な対策です。インデックスされなければ、どんなに優れたコンテンツも検索結果に出現せず、ユーザーの目に触れる機会を失います。以下のポイントに沿って対策すると、インデックス率と表示順位の向上に繋がります。

サイトの表示速度を改善する

まずは、サイトの表示速度を改善しましょう。サイトの表示速度が遅いと、ユーザーの離脱率は急激に上昇します。Googleの調査ではページ読み込みが1秒から3秒になるだけで直帰率が32%増加するとされているため、表示速度の改善は最重要事項です。
加えて、サイトの表示速度はWebサイトのUXを評価する指標であるコアウェブバイタルの一つに指定されており、検索エンジンの評価向上にも直結します。画像や動画を圧縮・遅延読み込みし、不要なスクリプトを削減してサイトの表示速度を改善しましょう。
表示速度を改善するとユーザー体験とSEOの両方にメリットがあり、検索上位化やコンバージョン率向上にも寄与します。サイトの表示速度を改善する手法については、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事:【ECサイトのSEO対策】サイト表示速度はSEOにおける重要な要素!遅延はユーザーの離脱に直結

参考:Page load time statistics|Google

ドメインのSSL化を行う

SSL化とは通信の暗号化を行い、ユーザーとサイト間の安全性を証明する手段です。GoogleはSSL化を評価基準に組み入れており、SSL未対応のサイトは検索順位で不利になる可能性があります。
また、SSL化されていないとサイトへアクセスする際に「保護されていない通信」として警告が表示される場合もあります。そのため、ユーザーの信頼性から考えてもSSL化は必須です。ドメインのSSL化に関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。

関連記事:【ECサイトのSEO対策】SSL化とは?その意味や仕組み、必要性を解説します

ページURLの正規化を行い評価が分散されないようにする

ページURLの正規化を行い、評価が分散されないようにしましょう。URLの正規化とは「?utm_source=」などのパラメータつきURLを含めて、検索結果で表示してほしい正規のURLを明示する対策です。同一のコンテンツが異なるURLで存在すると検索エンジンの評価対象が分散し、どれも上位に表示されにくくなります。
具体的には、canonical(カノニカル)タグの設置やリダイレクト設定を活用するとページURLの正規化が可能です。Google公式のガイドラインでもcanonicalタグは強く推奨されており、被リンクや内部リンクの評価をまとめる役割も担います。ページURLの正規化に関して、具体的な設定手順は以下の記事で詳しく紹介しています。

関連記事:【ECサイトのSEO対策】URLの正規化を理解し、検索エンジンに正しい情報を送る

SEO対策をできるところからやっていこう

SEO対策は一朝一夕に成果が出るものではなく、効果が現れるまでには一定の時間がかかります。そのため、完璧を目指すよりも「できるところから少しずつ」対策していく姿勢が大切です。
特に、商品点数が多いECサイトではすべてのページを一気に見直すのは非現実的であり、時間も人手もかかります。まずは、アクセス数の多いページや重要な商品ページなど影響力の大きい部分から優先的に対策を進めましょう。また、SEO対策としてページの情報や構造を効率よく管理・更新できるツールやシステムの導入も効果的です。

たとえば、Omni-Base for DIGITAL'ATELIER」ではECサイト機能を有しており、SEO対策を加味してサイト構成を調整することができます。また、SEO対策だけでなく注文管理・会員管理機能などEC事業のバックオフィス業務を支援する機能を有している点も特徴です。
そのため、「Omni-Base for DIGITAL'ATELIER」を利用すれば、少ない人員でも効率的にEC事業の運営が可能となります。
ECサイトのSEO対策とともにEC事業における業務効率化を図りたい方はぜひ「Omni-Base for DIGITAL'ATELIER」をご検討ください。