ECサイトのUI/UX改善方法まとめ|ユーザー体験を改善して集客しよう!

  • 2024.03.12
  • EC

ECサイトを運営しているものの、ユーザーの離脱が多くなかなか売上が向上しないとお悩みの企業も多いのではないでしょうか?ECサイトからユーザーが離脱する原因は、UI/UXにあるかもしれません。UI/UXを改善してユーザーが使いやすいECサイトを構築できれば、購買体験の満足度も向上して売上向上につなげることができます。
今回はECサイトのUI/UXについて、基本情報・重要な理由・改善方法などを中心に解説します。ECサイトを改善してユーザーの離脱を防ぎ、売上を伸ばしましょう。

UI/UXってどういうこと?なぜ重要なのか

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まずはUI/UXの基本的な情報について、以下の観点から詳しく紹介します。

  • UI/UXとは
  • ECサイトにおいてUI/UXが重要な理由

UI/UXとは

UIとは「User Interface」の略で、ユーザーが直接触れる部分、つまり画面上に表示されるデザインです。例えば、ボタンの配置・色・フォントの種類や大きさ・画像の配置などがUIに含まれます。UIはユーザーがサイトを直感的に理解し、スムーズに操作できるようにするために重要です。
一方、UXとは「User Experience」の略で、画面を実際に閲覧・操作して得られる体験・印象を指します。例えば、サイトの使いやすさ・情報の見つけやすさ・操作のしやすさなどがUXに関わる要素です。UXはユーザーがサイトを使う際の満足度を高めるために重要です。

ECサイトにおいてUI/UXが重要な理由

ECサイトにおいてUI/UXが重要な理由は、以下の2点です。

  • ECサイトはユーザーに求める操作が多い
  • ユーザーに安心感を与える必要がある

ECサイトはユーザーに求める操作が多い

ECサイトでは以下のように、ユーザーに求められる操作が多くあります。

  • 商品を探す
  • 数量を決める
  • カートに入れる
  • 購入ボタンを押す
  • 決済情報・配達情報を入力する

上記の操作が複雑であったり、手間がかかったりするとユーザーが煩わしく感じ購入を断念してしまうおそれがあります。UI/UXを工夫して操作をシンプルにし、ユーザーの負担を軽減する必要があります。

ユーザーに安心感を与える必要がある

ECサイトでは販売する相手が見えない状態であるため「商品はちゃんと届くのか」「写真と同じものなのか」など、ユーザーに安心できる印象を受け取ってもらう必要があります。

サイトのデザイン・操作感を工夫して「ここなら安心して購入できる」という印象をもってもらうためにも、UXを高めるのは重要です。具体的には、欲しい商品をキーワード入力して検索できる機能を備えるなどが考えられます。操作性が良ければ、ユーザーに安心感を与えリピート購入につながる可能性があります。

UX改善には欠かせないOMO

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UXの改善には、OMOの考え方が欠かせません。OMOは、オンラインとオフラインの体験を融合させるマーケティング戦略です。顧客のオンライン・オフラインの行動データを統合し、満足度の高いサービスを提供します。
例えば、店舗やECサイトで得た商品情報を利用して、ユーザーには自分の好みや必要に応じた情報を提供し、欲しい商品をよりスムーズに手に入れられるようにすることで、より良い購買体験を実現できます。
店舗で在庫切れの商品をECサイトで注文するなど、オンライン・オフラインの購買体験をシームレスにつなげる施策も可能です。顧客の利便性が増して、リピート購入などにもつなげることができます。
したがって、OMOはUX改善において重要な要素でありECサイトの成功におおいに寄与します。ECサイト運営においてはOMOの考え方を取り入れ、ユーザーの体験を最大限に高めるのが有効です。

関連記事: OMOマーケティングとは?アパレル業界で注目される理由を解説

ECサイトにおけるUI/UXの改善方法

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ここでは、ECサイトにおけるUI/UXの改善方法を詳しく見ていきましょう。

UIの改善方法

UIの改善ポイントとして、ECサイト上にあるボタンが挙げられます。ユーザーが操作を行う際に不要な操作ボタンを表示させない点は、UIの改善において重要なポイントです。余計なボタンがあると、ユーザーは混乱しやすく操作が難しくなります。
必要なボタンは操作のしやすさを優先し、ボタンサイズを大きくするなどの工夫が必要です。ボタンの色・形状・配置も重要で、ユーザーが直感的に操作しやすい仕様にできればサイトの使いやすさを向上できます。

UXの改善方法

UXの改善には、ユーザーの購買ストーリーを描くのが重要です。企業として、どういった購買体験を提供していきたいかを考える必要があります。購買ストーリーを描くプロセスとしては、まずユーザーのニーズ・問題点を把握して解決策を提供します。
ユーザーの行動データを分析し、結果に基づいてサイトの改善を行うのも重要です。ユーザーにとって使いやすく満足度の高いサイトを提供できます。

ECサイトのUI/UX改善に向けて意識したいポイント

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ECサイトのUI/UX改善に向けて意識したいポイントとして、以下の4つが挙げられます。

  • ゴールを明確にする
  • ユーザー視点で改善する
  • 顧客データを有効活用する
  • 検証→改善のサイクルを繰り返す

ゴールを明確にする

UI/UX改善の取り組みを始める前に「何を達成したいのか」「どのような結果を期待しているのか」を明確に定義するのが重要です。ゴール設定が改善活動の方向性を示し、具体的なアクションプランを策定する基盤となります。
ゴールは、ビジネス目標とユーザーのニーズを同時に満たせるように設定しましょう。例え「ユーザーのサイト滞在時間を10%延ばす」「カートからの離脱率を20%減らす」など、具体的かつ測定可能な目標を設定します。

ユーザー視点で改善する

ユーザー視点での作業は、UI/UX改善において非常に重要です。ユーザーが「どのようにサイトを使用しているのか」「どのような問題に直面しているのか」を理解できれば、購買体験向上のための具体的な改善策を見つけられます。
例えば、ヒートマップなどのWeb解析ツールを使えばサイト内のユーザーの動きを分析し、ユーザーの行動パターン・離脱ポイントなど、見えなかった課題を発見できます。

顧客データを有効活用する

顧客データは、UI/UX改善において貴重なリソースです。ユーザーの行動・嗜好などのデータを分析すれば、ユーザーのニーズ・問題点をより深く理解して適切な改善策を策定できます。
具体的には購入履歴から人気商品の傾向を把握したり、閲覧履歴からユーザーの興味を推測したりします。アンケート・レビューからは、ユーザーの直接的な声を把握できるため、より魅力的で使いやすいサイトの作成が可能です。

検証〜改善のサイクルを繰り返す

UI/UX改善は、一度きりではありません。施策を実施した後は効果を検証し、必要に応じてさらなる改善を行うのが重要です。UI/UXは常に最適化され、ユーザーの満足度を最大限に高められます。
検証から改善サイクルまでを繰り返せば、ECサイトは常に進化し続けて競争優位性を保てる点がメリットです。具体的にはA/Bテストを行って改善策の効果を検証したり、ユーザーフィードバックを得たりします。
検証後の情報を基に改善策を策定すれば、継続的な成長が可能となります。検証から改善までのサイクルを繰り返すのは、ユーザーニーズが変化する市場環境に対応するためにも重要です。

まとめ

UI/UXはユーザーの購買行動に直結し、ECサイトの成功におおいに寄与します。特に、OMOの考え方を取り入れ、ユーザーのオンラインとオフラインの体験を一体化させられればより良い購買体験を提供できます。今回の内容を参考にUI/UXを改善して、ECサイトの売上向上につなげましょう。
ちなみに、UI/UXの改善には「Omni-Base for DIGITAL'ATELIER」がおすすめです。
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UI/UXを最適化するための最新機能の追加・アップデートを行っているのも特徴です。
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